トヨタでは、人の動きの1秒、2秒といった秒単位で
ムダ取りを行っていますが、正味作業と言われるような
付加価値(例えば、ビスを取り付ける時間やモノの加工)時間を
短縮して、ムダ取りを行っているのでは決してありません。
なぜなら、正味作業の時間の短縮は、不良を出す恐れや
作業者にストレスを与えることにもなるからです。
正味作業時間の短縮に目をむけることよりも、
その前後の停滞時間に着目すべきなのです。
停滞時間とは、
・モノの運搬時間や加工されるまでに待っている時間
・ロットサイズが大きくて滞留している時間
・長いコンベア上で流れている時間
・部品や治具を探している時間
・作業者が上司の指示を待っている時間
・良品か不良か検討している時間 等々のことです。
工場がいくつかの工程を経て生産をしているのであれば、必ず
停滞時間+正味作業時間+停滞時間+正味作業時間+停滞時間・・・・
というような繰り返し、作業が行われています。
正味作業時間の短縮は難しい上に、
もし短縮を可能にしたとしても何秒という単位でしか
時間を削減する事はできないのです。
これに対して、停滞時間の短縮は、容易に実現することができます。
すなわち、○○時間や○日という単位で
リードタイムを短縮することが可能なのです。
このように、工程間のリードタイムを短縮し、
仕掛り在庫を削減していくことを
整流化(流れでモノをつくること)といいます。