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5Sとは〜活動の意味と取り組み方法を事例とツールで解説・Q&A

5S活動の記事

5S活動の基礎と取り組みの5つのポイントと7つのステップを紹介

5Sとは掃除や片付けによる職場環境をきれいにする美化活動ではありません。整理・整頓・清掃・清潔・躾を通じて、職場の抱える課題を解決するための改善活動です。5Sによって仕事の質を高め、チーム力を高めることができます。そのような5S活動とは、どのようなもので、どのように行えばいいのでしょうか。
5S活動の5つのポイントと7つのステップについて解説します。

 <目次>
5Sとは~整理・整頓・清掃・清潔・躾の略
整理とは~仕事に必要なモノを明確にすること
整頓とは~ムリ・ムダ・ムラのない置き方にすること
清掃とは~整理・整頓を習慣化させること
清潔とは~汚れや異常を目立つようにすること
躾とは~協力し合う組織風土をつくること
効果のある5S活動とは~バラツキをなくす取り組み
5SによってQCDSが高まるヒントはバラツキ
5Sによってチーム力を高める
5S活動を失敗しないために
5S活動の取り組み方法と7つのステップ
ステップ1:場づくりと体制づくり
ステップ2:5Sを正しく理解する
ステップ3:目的と管理指標の設定
ステップ4:脱・片付けをめざす
ステップ5:5S改善力を身につける
ステップ6:成果を出す人づくりをめざす
ステップ7:活動の見える化と知恵の共有
自分たちの5Sのレベルを診断する
5S伝道師をつくる
まとめ
5S活動のよくある質問

5Sとは~整理・整頓・清掃・清潔・躾の略

5S活動の5つのイメージ

皆さんは「5S」という言葉から何を連想されますか?
多くの方が掃除をすることや、きれいにすることをイメージしているのではないでしょうか。
5Sは、整理・整頓・清掃・清潔・躾をローマ字にしたときの頭文字がSで始まる5つの取り組みを表します。単なる片付けや掃除のことではありません。

  • 整理(seiri)は要るものと要らないものに区別して要らないものを処分すること
  • 整頓(seiton)は要るものを使い易い場所にきちんと置くこと
  • 清掃(seisou)は身の回りのものや職場をきれいに掃除をして、いつでも使えるようにすること
  • 清潔(seiketsu)は整理・整頓・清掃を維持し、誰が見てもきれいでわかりやすい状態に保ち、きれいな状態を保とうという気持ちにさせること
  • 躾(shitsuke)は職場のルールや規律を守り、習慣づけること

 
5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・躾を通じて、仕事に必要なモノだけに絞り、仕事を行いやすくすることによって、職場の抱える課題を解決するための改善活動です。仕事の品質(Quality)、コスト(Cost)、納期(Delivery)、安全(safty/security)を高める取り組みです。
5Sの対象をモノや情報だけでなく、仕事そのものやプロセスも対象とするものを「仕事の5S」と言います。

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仕事の5S:仕事の整理改善の詳細はこちら⇒仕事の5Sとは~残業を減らす仕事の整理改善の取り組み方
仕事の整頓の詳細はこちら⇒整頓改善とは~仕事のムリ・ムラをなくす整頓改善の取り組み方・事例
 

整理とは~仕事に必要なモノを明確にすること

意義ある整理改善の説明図

整理改善でよく陥るのが、単なるお掃除活動になってしまうことです。
掃除をしただけでは、不要なモノは一時的に減るだけで、職場は良くなりません。
整理改善を、お掃除活動にしてはいけません。
整理は、仕事に必要なモノを明確にすることです。
必要性がはっきりとすれば、的確で、ムダのない仕事ができるようになります。
整理は、作業の必要性や価値を見極める訓練になります。

資料・伝票などのビジネス情報は、常に最新のモノだけにしておきます。
古い情報や曖昧な情報が仕事を混乱させたり、間違いを引き起こしたりします。
現在の仕事では不要になった情報でも、将来の仕事に役立つ情報はナレッジベース化します。
仕事の中で培った知恵をノウハウ集や見本にして、共有していきます。

そして、文具、管理文書などの備品と管理情報は共通化して、利用や保管の効率化を高めるようにします。
必要な都度、いろいろなモノを、次々と追加していくと、備品や規定は増えるばかりです。
今あるものを上手に使って修正して、不用意に追加しないようにすることも大切です。
文具や備品などは共用化して、総数を減らし、総コストを減らすようにします。
また、共用化して、その分、より性能の良いモノを使うようにします。
性能の良い文具や備品を使えば、仕事の品質も生産性も高まります。

 

整頓とは~ムリ・ムダ・ムラのない置き方にすること

意義ある整頓改善の説明図

整頓改善で、よく陥るのが整列改善になってしまうことです。
モノをただきれいに並べただけでは、職場は見た目はきれいでも、仕事はやりやすくなりません。
整頓は、仕事や動作においてムリ・ムダ・ムラのない置き方にすることです。
置き場や置き方によるムリな姿勢を改善します。
置き場や置き方によるムダな動作をなくします。
仕事の流れの中のムダを見つけ出して、つぶしていきます。
置いてある場所や置き方が定まらないために、仕事の手順や負荷が毎回変わる処理のムラをなくします。
整頓改善が、整列改善とならないように、意義ある改善にしてください。

整理・整頓の解説記事はこちら⇒5S活動:整理・整頓とは~その進め方とツール・事例
 

清掃とは~整理・整頓を習慣化させること

整理整頓をしても、何もしなければすぐに、以前の散らかった、仕事しにくい環境に戻ってしまいます。
清掃とは、清掃を繰り返し行うことで、整理・整頓を習慣化させ、必要なときに、すぐ作業できる状態を維持することです。
作業が終わったら、そのまま掃除します。一つずつ、片づけて、次の作業を始めるようにします。
作業を優先して、清掃を後回しにすると、職場はどんどん、散らかっていきます。
清掃をすることで、正常な状態を維持して、異常に気づきやすい職場にします。
清掃は、正常な状態に、リセットすることです。いつも同じ、正常な状態を見慣れると、異常に、すぐ気がつくようになります。
自ら、清掃をすることで、整理、整頓された職場やモノに愛着を持たせ、整理、整頓を続ける気持ちを、醸成します。

 

清潔とは~汚れや異常を目立つようにすること

整理整頓された状態が心地よいと感じるようになると人は、それを維持しようとします。
清潔とは、汚れや異常を目立つようにして整理整頓を崩したくない気持ちを醸成し、維持させる心を育てることです。
床や機材、設備の色などは、明るい色にして、汚れが、目立つようにします。
汚れが目立つから、日々の作業でも、汚さない作業を心がけるようになります。
表示方法などを統一して、規律遵守、一体感が感じられるようにします。
縦横や大きさ、色などが統一されていると、みんなが、ルールを守っていることを実感します。
正しい状態が、誰でも、ひと目でわかるようにします。
正しい状態にあることを色や形状でわかるようにして、不良品や異常などを明確に識別できるようにします。

 

躾とは~協力し合う組織風土をつくること

整理整頓された状態が心地よいと感じるようになると人は、それを維持しようとします。
躾とは、ルールを守ることを習慣化させて、お互いに信頼でき、協力し合う組織風土をつくりあげることです。
ルールは、文書で、ただ、示すのではなく、仕掛けによって、守る道具や、環境を用意します。
細かなルールをすべて記憶しておくことはできません。作業の中で守るべきルールが何であるか、わかるようにします。
自ら、チェックして、自ら直すことを、習慣化させます。
人に指摘されて直すのではなく、自ら正しい状態にしようとする気持ちを醸成します。
お互いに褒めて、称え合うことで、やる気を導き出して、成長させます。

清掃・清潔・躾の解説記事はこちら⇒5S活動:清掃・清潔・躾とは~その進め方とツール・事例
 

効果のある5S活動とは~バラツキをなくす取り組み

みなさんは、5Sによって仕事のQCDSがなぜ、高まるのか説明できますか?
「職場が綺麗になる。」「モノが取り出しやすくなる。」という説明はできても、
「品質が良くなる。」「コストが下がる。」などの説明はなかなかできません。
なるほど!!と納得のいく説明ができる人は少ないのです。
最初に5Sを正しく学びましょう。

5S意義と効果の解説記事はこちら⇒5S活動に取り組むメリットと目的をいろいろな角度から考えてみる
 

5SによってQCDSが高まるヒントはバラツキ

仕事の中では、常に“検索” “戸惑い” “思い出し” “誤り”などが繰り返されています。
これらが、仕事にバラツキを発生させます。
スムーズにいったとき、手間がかかったとき、同じ仕事なのにかかった時間が大きく違うことがあります。
バラツキの原因の1つひとつは小さなモノですが、積み重なることで大きなダメージを受けます。
5Sは、これらバラツキの原因を取り除くこと極めて有効な手法です。
5Sによって、バラツキが減り、生産性が高まります。バラツキがない仕事は安定して品質も高まります。

詳しくは、以下の動画をご覧ください。

 

5Sによってチーム力を高める

5Sラインのイメージ

ライン内での配置

上の写真を見てください。
台車や部品棚が、一見、無造作に置かれています。
しかし、これらはすべて、モノの流れ作業の手順を考えて配置されています。
置かれる場所が、少しでも違うと作業がやりにくくなったり、間違えたりします。
もし、ラインに入る作業者が自分のやり方に合わせて、コロコロ配置を変えたらどうなるでしょう。
他の作業者がやりにくくなったり、間違えを誘発させたりします。
5Sは、職場として、置くモノ、置く場所を約束する活動です。
配置が標準化され、固定されることで、全体として最適な作業となり、生産が高まり、ミスも減ります。
シフト制で人が入れ替わっても、戸惑うことも間違えることもありません。
5Sによって、仕事の標準を定めることで、職場のチーム力は高まります。

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5S活動を失敗しないために

多くの会社が5S活動を行っていますが、5Sに取り組んでから品質も生産も高くなり、組織風土も良くなった会社がある一方で、目に見える効果もなく、社員はやらされ感の中、5Sを負担と思っている会社があります。
この違いはどこにあるのでしょう。
5S活動がイマイチの会社では、以下のようなことがよく見受けられます。

  1. 5S活動を社員へのしつけとして取り組んでいる
  2. 5S活動をすることが目的化している
  3. 5Sの目的・効果を納得できる説明ができる人がいない
  4. 片付けと整然と並べる整理整頓に終始している

思い当たることはありませんか?

詳細はこちらの記事⇒5S活動が定着せずイマイチで効果のない理由とは
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5S活動の取り組み方法と7つのステップ

5S改善への取り組みのSTEPは以下の通りです。

ステップ1:場づくりと体制づくり

  1. 5S活動ではなく5S改善をめざす
  2. 活動の場をつくる
  3. 改善ボードを導入する
  4. スタンディングミーティングを行う
  5. 改善への取り組み体制をつくる

5S改善を進める場づくりとして、改善ボードの設置とスタンディングミーティングの導入を行います。
5S改善を推進する体制では、管理者、改善リーダー、改善トレーサー、改善伝道師の4役を置きます。
職場のチーム力を高める取り組みを目指します。

詳細はこちらの記事⇒職場の5S活動とは~成功のための場づくりと体制づくりのポイント
 

ステップ2:5Sを正しく理解する

  1. 保存廃棄の5Sで見限る力を養う
  2. 作成・利用の5Sで作業の中の改善をする
  3. プロセス・仕事を5Sするで価値を創造できる仕事スタイルへ

5S改善では、保存・廃棄の5Sから作成・利用の5S、プロセスの5S、仕事への5Sと対象のレベルアップをして改善力を成長させていきます。
その対象ごとの5Sによる効果を理解し、その効果を引きだす活動を行っていきます。

詳細はこちらの記事⇒5S活動の効果を高める取り組みポイント

ステップ3:目的と管理指標の設定

  1. 5S活動の目的の明確化
  2. 目的に向かう方針も明確にする
  3. 目標と結果指標・管理指標を設定する

職場で5Sや改善活動を展開するには、5Sや改善の目的、意義や効果を活動に関わる者、全員が認識し共有します。
目的を達成するためには、目標を設定し、結果を導き出すプロセスを管理指標によって測定監視し適切な活動となるように管理します。

詳細はこちらの記事⇒5S活動の目的・目標の設定の仕方と管理ポイント
 

ステップ4:脱・片付けをめざす

  1. プロセスを対象とする
  2. 不要なモノの定義を変える
  3. プロセスを改善する

成果を出す5S活動とするためには、片付けスタイルの5Sから脱却しなければなりません。
片付けを繰り返していても不要なモノを生み出す元凶を無くさなければ、いつまでも片付けをしなければなりません。
不要なモノを生み出すプロセスを改善して、片付けをしなくてもいつも綺麗で仕事のしやすい状態となっている5Sを実現しましょう。

詳細はこちらの記事⇒5S活動のスタイルの転換~脱・片付けをめざす
 

ステップ5:5S改善力を身につける

  1. 改善活動を見える化する
  2. PDCAツールを作成する
  3. 5S改善ツールを作成する

改善としての5S活動とするためには、改善の基本スタイルを身につけなければなりません。
改善ボートによる活動の見える化を行い、改善推進のための仕組みづくりを行って改善のPDCAを回せるようにしましょう。
有効な5S改善を進めるためには、それをサポートする強力な改善ツールを準備し、実践的な取り組みとします。

詳細はこちらの記事⇒5S活動の改善力を高める方法とポイント
 

ステップ6:成果を出す人づくりをめざす

  1. 意識と行動の変革
  2. 成果を出す行動特性へ
  3. 5S改善で成果を出す癖をつける

改善を成功させるためには、人の意識と行動も変えなければなりません。
成果を出す行動特性を身に着け、改善した環境や手順、やり方を日常業務において活かすことができるようにしましょう。
成果を出す5S改善を進めるためには、意識と行動を変え、成果を出す行動特性を築き上げることも改善活動の一環として取り組みとします。

詳細はこちらの記事⇒5S活動の人材育成の進め方とポイント
 

ステップ7:活動の見える化と知恵の共有

  1. 活動の見える化
  2. 刺激と知恵の共有

5S活動をより良い活動とするためには、今を見える化し、改善をしなければなりません。
5S改善に取り組んでいる人は、様々な知恵と工夫をしています。この知恵と工夫を互いに見せ合い、共有することで、一人では、気づかなかったことに気づき、できなかったことができるようになります。
成果を出す5S活動を進めるためには、今を見える化し活動そのものを改善して、一人ひとりの知恵とガンバリ、そこから生み出した効果を共有する取り組みをします。

詳細はこちらの記事⇒5S活動の見える化の進め方と知恵の共有の仕方
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自分たちの5Sのレベルを診断する

5S活動に取り組むには、自分たちの5Sレベルがどのくらいか評価して、どのような課題があるか整理してから取り組みましょう。

5Sの「形」がどのくらいできているか評価してみましょう。

「整理ができたらレベル」「整頓ができたレベル」というように整理・整頓・清掃・清潔・躾の「形(カタ)」の定着度合いで評価するのが一般的です。
5Sの「形」がどのくらいできているか評価するチェックシートを使ったりします。
ルールを守っているか評価する上で「形」の評価は有効な方法です。

例えば、写真の工具の整理・整頓レベルはどのくらいですか?

工具ボード

工具ボードの5S

「工具は仕分けられて、ボードに整頓されているので、ある程度整頓できていると言えるが、表示や形跡整頓までできていない。」
では、表示や形跡整頓までできれば、いいのでしょうか?
見た目は綺麗になりますが、それで、5Sによって仕事が良くなったと言えるのでしょうか。

 

5Sのレベル診断では「形」の評価とともに「質」の評価もしましょう。

「質」の評価とは、5Sによってどのくらい仕事が良くなったかを評価することです。
写真の人は、散らかったデスクの片隅で仕事をしています。

散らかったデスクの上

デスクの5S

ごちゃごちゃとファイルや資料があってやりにくそうです。ミスもしそうです。
では、ファイルや資料を片付けて、デスクの上をスッキリさせれぱ、仕事がはかどり、ミスの心配も無くなるのでしょうか?
このようにごちゃごちゃとなるのは、この人の仕事のやり方に問題があります。
資料や情報をかき集めて、まとめて処理するスタイルなのです。
このようなやり方は、デスクの上が乱雑になるだけでなく、頭の中も乱雑になっていますから、混乱や勘違いなどが起きやすく、その確認のために時間を費やして生産性も低くなったりします。
ですから、ただ片付けただけでは、解決されません。またすぐに散らかります。
仕事のやり方から変える取り組みが必要です。
5Sの「質」の診断では、5Sによって、仕事のやり方がどのくらい良くなったのか、仕事からのアウトプットのQCDSは高まったのかを評価するようにします。

 

「質」の評価で5Sの見方が変わり未然防止力が高まる

「質」の評価視点で5Sを見る癖をつけると日常の中で、仕事が良くなっていきます。
写真の職場では、設備の横に部品箱が置かれています。

ライン横の部品箱

ライン横の部品箱

決められた場所ではないところに置かれています。
これを見つけたとき、「片付けなさい」と言って片付けさせれば、解決となるのでしょうか?
5Sは、異常を見える化してくれます。
決められた場所ではないところに部品箱があるのは、何か理由があるのです。
設備トラブルで、ラインの途中から部品を供給しなければならない状態かもしれません。
部品不良が発生して、選別途中なのかもしれません。
片付けさせて終わるのではなく、なぜ、そこに置かなければならない状態にあるのか確認して、処置することで問題の未然防止につながります。
「質」の診断をしている職場は、仕事の中身を見る癖が身につき、異常を検知する力が高まります。

5S診断の詳細はこちらの記事⇒5S活動の診断と取り組み改善の事例
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5S伝道師をつくる

5S活動は、職場毎に5Sリーダーを指名して、リーダー主導で5S活動に取り組ませる企業が多いようです。
5Sリーダー中心の職場主体の活動する点においては有効な方法ですが、5Sリーダーに対する教育やサポートができていないと仕事において効果ある5S活動にはなりません。
効果ある5S活動を続けると職場もリーダーも5Sに後ろ向きとなってしまいます。
5Sに成功し効果を出している組織は、5Sを伝える人=伝道師をつくり、5Sリーダーへの教育やサポートを行っています。
5Sを意義と効果ある活動とするためには、5S伝道師をつくり、リーダーと職場を支援させましょう。

 

まとめ

この記事では、仕事のQCDSとチーム力を高める5S活動の基礎知識や取り組み方法について解説してきました。
5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・躾を通じて、仕事に必要なモノだけに絞り、仕事を行いやすく整頓することによって、職場の抱える課題を解決する改善活動です。

5Sを仕事において役立つ活動にすることは難しくありません。以下の6つのポイントを盛り込んで活動すれば、5Sは、効果のある活動とすることができます。

  • 職場の抱える課題を解決する改善活動とする。
  • バラツキを低減してQCDSを高めること、チーム力を高めることをめざす。
  • 5S活動の失敗点に目を向けて対策をする
  • 5S活動を7ステップに沿って行う。
  • 自分たちの5Sのレベルを診断し、自分たちに合った進め方をする
  • 5S伝道師をつくる

5S活動のよくある質問

質問:5S活動は、なぜ行うのでしょうか?
【回答】
5S活動は、様々な目的でおこわわれています。「乱れた職場の風土を正す」「職場のチーム力を高める」「作業効率を高める」「仕事のミスを減らす」など様々です。5Sをなぜ行うのか、会社として、職場として、明確にして取り組むことが大切です。目的が曖昧なままの活動は、5Sによる効果は生まれません。

質問:5Sをしても効果が出ないのはなぜですか?
【回答】
片付けや綺麗にするために整理・整頓をしても、仕事の生産性や品質が高まるわけではありません。仕事の生産性や品質を低下させている原因を明確にし、その原因を取り除く整理・整頓をすることで、効果のある取り組みになります。闇雲に整理・整頓するのではなく、仕事を混乱させたり、ムダな動作を強いることを洗い出し、整理・整頓によって、それを取り除きましょう。

質問:5S活動は、どのような体制で行うべきでしょうか?
【回答】
5S活動の目的に合った体制で活動しましょう。多くの場合、職場の風土や環境をよくすることを狙った活動とすることが多いので、その場合は、職場主体の全員参加の活動とするとよいでしょう。

質問:5S活動にみんなが協力してくれません。どうすればいいでしょうか?
【回答】
掃除や見栄えをよくすることばかりの5S活動をしていると、仕事が忙しい中、そのようなことに時間を使うことに意味がないと感じる人が5S活動に反発したり、協力しなくなったりします。5S活動が、自分たちの仕事において効果のある取り組みとなるように、職場や仕事の課題とその解決を目的とした取り組みにすることを時間をかけて話し合いましょう。

 

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【この記事を書いた人:

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