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クイズで学ぶトヨタ流の管理改善の勘所

クイズで学ぶトヨタ流管理改善イメージ

仕事スタイルのパラダイムチェンジ

トヨタ流の特徴は、常識の壁を破る管理改善スタイルにあります。仕事力を飛躍的に高めるためには、脱・常識の考え方や方法の管理改善スタイルにチャレンジしてみましょう。
クイズ形式で知らぬ間に縛られている常識の壁を認識して、それを打ち破る管理改善の仕方を紹介します。

 <目次>
管理レベルとコミュニケーションの管理改善クイズ
管理レベルを高める管理改善の勘所
品質とコストの管理改善クイズ
品質レベルを高める管理改善の勘所
品質レベルを高めるトヨタ流の真骨頂
仕事の計画の管理改善クイズ
仕事の成功確率を高める管理改善の勘所

管理レベルとコミュニケーションの管理改善クイズ

管理レベルが高いチームは、
コミュニケーションが、多い? 少ない?
どちらだと思いますか?

コミュニケーションと管理レベルのクイズ



トヨタ流の管理改善は、世の中の常識と異なる、脱・常識の原理原則が多くあります。
あなたのコミュニケーションの脱・常識度は、いかがですか?
コミュニケーションは、多いほうがよいと思いますか?

答えは、少ないです。
なぜ、少ないほうがよいのでしょうか?
一緒に考えてみましょう。

管理レベルを高める管理改善の勘所

トヨタ流の管理改善の法則、その1は、「管理レベルが高いとコミュニケーションは少ない」です。

「コミュニケーションをしっかりとりなさい」と言われるように、コミュニケーションは多いほうがよいとされています。
情報の行き違いや不整合の問題を経験した人は、コミュニケーションを多くとることを推奨します。
しかし、仕事の品質の高いチームと低いチームを比較すると、低いチームのほうがコミュニケーションの回数は多いのです。
コミュニケーションが多いことが必ずしも仕事の品質を高めているとは言えないのです。
それは、コミュニケーションの中身を見ればすぐわかります。

コミュニケーションの内訳グラフ事例



仕事の品質の低いチームは、報告や確認、調整、トラブル対策のためのコミュニケーションが圧倒的に多いのです。
計画外の打ち合わせもたくさんあります。
何かする度に、打ち合わせをしないと前に進めない、また、トラブルも多く、そのための対策会議も多いという状態になっているのです。
つまり、仕事の計画や段取りが弱く、仕事を管理する仕組みがなく、人に依存した管理が横行しているのです。
コミュニケーションは、管理のまずさを補う対症療法です。
コミュニケーションは、管理のまずさの問題解決にはなりません。
仕事の計画や段取りレベルを高める改善を進め、管理の仕組みづくりを行うことで、仕事の品質は良くなり、結果として、不要なコミュニケーションは減ります。
トヨタ流の管理改善の根幹は、問題の原因に対する徹底した改善です。
なぜ、コミュニケーションが多いのか、分析し、その原因をつぶす根治改善がトヨタ流です。

品質とコストの管理改善クイズ

コストを下げると品質は、良くなる? 悪くなる?
どちらだと思いますか?

コストと品質のクイズ



あなたのコストの脱・常識度は、いかがですか?
コストを下げると品質は悪くなると思っていませんか?
答えは、良くなるです。
なぜ、品質が良くなるのか考えてみましょう。

品質レベルを高める管理改善の勘所

トヨタ流の管理改善の法則、その2は、「品質を良くするためにコストを下げる」です。

普通は、コストを下げると、品質は悪くなると言われています。
なぜ、コストを下げると品質が良くなるのか、そのロジックを考えてみましょう。
コストの内訳を見ると、その理由がわかります。

コストの内訳グラフ事例



コストには、正味コストと非正味コストがあります。
正味コストは、品質に直結するコストで、品質の良し悪しを左右する仕事にかかるコストです。
例えば、加工や処理、デザイン、調達などです。
非正味コストは、品質をつくることに直接関わらない、付帯的な仕事にかかるコストです。
例えば、検査や確認、運搬、打ち合わせ、ファイリングなどです。
コスト削減のターゲットは、非正味コストです。
削減した非正味コストを、品質を良くすることに使い、正味コストの割合を増やします。
品質を良くするためには、お金が必要です。
コストを下げて、品質を良くするお金を確保するのです。

品質レベルを高めるトヨタ流の真骨頂

品質を良くするためにコストを下げるという法則を、ビジネスに当てはめてみると、トヨタ流の真骨頂が見えてきます。
トヨタ流の管理改善では、常にコスト削減が求められます。
非正味の中に潜むムダをあぶりだして、やめる改善によって、コストを削減します。
コストが下がったとき、次に何をするかが、トヨタ流の違いになります。
値下げをしますか?
価格を安くして販売量を増やす、値下げビジネスを行う会社は多いです。
値下げビジネスの行きつく先は、疲弊と競争力の低下です。
では、「コストを下げて品質を良くする」という法則を適用するとどうなるでしょう?
コストを下げた分、正味を増やして、顧客価値となる品質や商品の魅力を高めます。
品質や商品の魅力が高まることで、値上げをして販売します。
値上げのビジネスは、商品の優位性と利益率を高めることで、競争力がアップします。
「コストを下げて品質を良くする」という法則は、トヨタ流の管理改善の中核となる考え方です。

仕事の計画の管理改善クイズ

仕事で成功するには、計画を作成する時間を 多くする? 少なくする?
どちらだと思いますか?

仕事の計画のクイズ



あなたの仕事の計画の脱・常識度は、いかがですか?
時間をかけて、綿密な計画を立てることで、仕事の成功確率は高まると思いますか?
答えは、少なくするです。
なぜ、計画の作成時間を少なくすると成功確率が高まるのか考えてみましょう。

仕事の成功確率を高める管理改善の勘所

トヨタ流の管理改善の法則、その3は、「やってみて考える」です。

仕事をするとき、最初に計画を立てます。
計画は、知っていることや過去の成功経験に基づいて作成されます。
しかし、知らないことや経験したことのない仕事では、調査や検討が必要となり、計画の作成に多くの時間が必要となります。
そして、時間をかけて作成した計画であっても、実際に実施してみると、想定外が多く発生し、仕事がうまくいかないということも少なくありません。
トヨタ流では、計画はそこそこにして、時間をかけず、すぐにやってみることを重視します。

やってみて考える事例



お試しでやってみて、失敗を経験することが良いとされています。
成功をめざすのではなく、失敗をめざします。
失敗をめざすことで、自分の知らないこと、経験したことのないやり方を取り入れることが促されます。
そして、やった事実から、失敗の原因を考え、失敗原因をつぶす改善を盛り込んだ計画を作成します。
「やってみて考える」という改善サイクルをまわすことで、失敗経験から学んで仕事を成功させることができるようになります。
トヨタ流の管理改善のスタイルは、失敗をめざし、事実に基づき、失敗から学ぶというものです。
小さく、上手に失敗し、失敗から学び、成功要因を見つけ出すのが、トヨタ流の仕事の仕方です。

トヨタ流の脱常識の管理改善の考え方を取り入れて、仕事スタイルを大きく進化させてみましょう。

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