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5S活動が定着せずイマイチで効果のない理由とは

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5S活動の記事

5S活動が続かないで定着せず効果がない会社に共通する理由とは

多くの会社が5S活動を行っていますが、5Sに取り組んでから品質も生産も高くなり、組織風土も良くなった会社がある一方で、目に見える効果もなく、社員はやらされ感の中、5Sが続かないで負担ばかりを感じている会社があります。
この違いはどこにあるのでしょう。
5S活動がイマイチの会社によく見られることをまとめてみました。

(1)5S活動を社員へのしつけとして取り組んでいる
(2)5S活動をすることが目的化している
(3)5Sの目的・効果を納得できる説明ができる人がいない
(4)5S活動の取り組み方

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(1)5S活動を社員へのしつけとして取り組んでいる

やりっぱなし、出しっぱなしの仕事の仕方を直して、整然とした職場の中できっちりと仕事をこなす社員になってほしい。
こんな思いを多くの経営者は抱いています。
整理整頓が習慣化されると社員も職場も毎日気持ち良く仕事ができるようになり、品質も生産性も高くなることは間違いありません。
社員への「しつけ」としてモノを整理整頓し、片付ける習慣をつけさせたいという思いから5S活動を経営者の号令一つで取り組んでいる会社は少なくありません。
禅のように型から入り精神を鍛えていくというアプローチで5Sを取り入れる方法も間違いではありませんが、師家のようなゆるぎない教えと厳しい躾を続ける人が社内にいなければ、整理整頓が徹底せず習慣化されません。続かないのです。
パワハラと言われ、部下を指導することもやりにくい環境にもなってきています。
命令と厳しい指導だけで5Sを徹底させることは難しい状況です。
今までの5S展開のアプローチが通用しにくい環境となってきているにも関わらず旧態依然の方法で5Sを進めていることがイマイチの原因となっているのではないでしょうか。

(2)5S活動をすることが目的化している

5S活動を社員へのしつけとして取り組んでいる会社は、5S活動することそのものが目的となっています。
しつけという位置づけでなく5S活動を取り組んでいる会社でも「5Sをすると職場がきれいになる。気持ちよくなる。」といった漠然とした目的で取り組んでいる会社は、社員からは5S活動すること自体が目的となっていると思われています。
行動や行為が目的とされている活動は、社員からは「なぜやるの?」「どんな効果があるの?」という疑問が湧いてきます。
その疑問に答えられず、「5Sをすると職場がきれいになる。
気持ちよくなる。
」といった漠然とした目的や「書類や部品がすぐに取り出せるようになる」といった効果の小さい目的を示されても、忙しい中、今の仕事を一旦止めてまで5Sをしなければならないことへの納得は得られません。

(3)5Sの目的・効果を納得できる説明ができる人がいない

5S活動の目的と効果を社員が納得できるように説明できる人がいないことがイマイチの原因の一つです。
不要なモノがあふれていた職場が整理整頓により、不要なモノが片付けられてすっきりするところまでは、5S活動への賛同は得られます。
不要なモノがなくなってから、さらに5S活動を進めるときには、5S活動の目的と効果を示さなければ、5S活動への賛同は得られなくなります。
私も若いころ上司に5Sをしなさいと言われた時、「なぜやるの?」「どんな効果があるの?」と質問しましたが、納得できる答えはもらえませんでした。
それから私は大の5S嫌いとなりました。
5S活動の目的と効果について納得できる説明ができなければ、5S活動は活性化しないどころか、5S嫌いを大量生産してしまうリスクさえあります。
5Sの目的の説明は難しいです。
効果に至ってはプロでもしっかりと説明できる人は少ないです。
納得を得られる説明ができないから、5Sをやれと押し切ってしまう人も少なくありません。
5S意義と効果の解説記事はこちら⇒5Sの意義と効果について理解しよう

(4)片付けと整然と並べる整理整頓に終始している

5S活動の目的・効果が示すことができず、整理整頓することを求められる活動では、不要なモノが片付けられて、整然とモノが並んでいる状態になっていることが良いとされてしまいます。
その状態が整理整頓をした証に他ならないからです。
不要なモノがなくなり、整然と並んでいることでどのような効果があるでしょうか。
すっきりと気持ちの良い職場になったかもしれませんが、仕事の品質や生産性が高まることにつながると説明できません。
5Sの本当の効果は、片付けることではなく、最初から散らからず片付ける行為自体が必要ないようにすることで生まれます。
最初から散らからないということは、不要なモノを生み出さない仕事の仕方ができているということです。
片付け続ける職場では、不要なモノを生み出す仕事の仕方そのものは何も改善されていません。
不要なモノを生み出す仕事の仕方は、当然、その分、生産性は落ちます。
出来上がってからしか必要と不要の区別のできない仕事の仕方は、出来上がらないと良・不良の区別ができない仕事の仕方でもあります。
当然、不良を生み出し続けています。
片付けと整然と並べる整理整頓に終始する5S活動は、どれだけ続けても効果は出てきません。
効果が出なければ、5S活動を続けることに懐疑的になり、形ばかりの5S活動となり、それがさらに効果を生まない5S活動となる負のスパイラルに陥っていくのです。

5Sのレベルを診断する

自分たちの5S活動のレベルを診断してみましょう。
整理整頓といった5Sの「形」がどのくらいできているかチェックシートなどを使って評価します。
ルールを守っているか評価する上で「形」の評価は有効な方法です。
5Sのレベル診断では「形」の評価とともに「質」の評価もしましょう。
「質」の評価とは、5Sによってどのくらい仕事が良くなったか、効果があったかを評価することです。
診断によって、5S活動の問題点を洗い出し、改善を繰り返すことで、5S活動のレベルを高め、イマイチな活動から脱却しましょう。
5S診断の詳細はこちらの記事⇒5S活動の診断と取り組み改善の事例

前の記事⇒5S活動:5Sとは~取り組み方~テキスト・ツールについて
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