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業務効率のヒント|仕事で効率と評価を高めるコツ!守破離と視野拡大の機会を活かす

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自分流の仕事の進め方

高い成果を出す能力は、気付く力と違いの受容力を糧にして培う

あなたは、仕事を自分で考えながら行えていますか?
「もっと考えるように」、「言われたこと意外にも配慮するように」などと言われたことはありませんか。
あなたは、仕事をいつも自己流で進めてしまっていませんか?
「頑張っているつもりだけどうまくいかない」
「一生懸命やっているのに評価されない」
この状態なら、求められる高い成果が出せていないということです。
考えるべき段階を間違えず、視野を広げるチャンスを逃さず、仕事力を高めましょう。
仕事を効率的に進め、高い成果を出し、高い評価を得るための法則を紹介します。

 <目次>
仕事は守破離でより高い成果を目指す
他の人の仕事と比較!視点を広げて効率力を上げる


 

仕事は守破離でより高い成果を目指す

守破離とは

守破離という言葉をご存知でしょうか。
技術や芸術などの世界には、師弟関係があります。
弟子が師匠の教えを受け、何かに熟達して独り立ちするまでの流れを説いた思想です。
これは、私たちの仕事の世界にもあてはまるものです。

「守」
師匠(熟練者)からの教えに忠実に沿い、物事の基本を身に付けていく段階です。
教えという支援を基に、一通りの基本を理解し、実践できるようになります。

「破」
身に付けた基本を基にして、自分やその時の環境や状況に適応させていく段階です。
すでにある基本に変更や改変を加えて、より良いものを作り出していくことができます。

「離」
そのものの基本と自分の経験を融合させて新しいものを作り出していく段階です。
今までにない新しいものを作り出すという仕事ができます。

小学生のころに徹底的にマスターした四則計算。
当たり前すぎて存在を忘れるほどの事柄かもしれません。
しかし、計算の仕方を理解し、正確に計算できるという「守」をクリアしています。
それによって、現在の仕事や生活にあるいろいろな場面で応用できているはずです。

計算が間違っていると、うまく進まなかったり、大問題に発展してしまったりします。
1+1が2であることを知っていることで、答えがそれ以上になる相乗効果の価値もわかります。
四則計算を完全にマスターすることで、数値の領域だけでなく、さまざまな発想のきっかけになったり、概念を理解したりすることにも活かしているのではないでしょうか。

ここから、仕事上での守破離の応用例を含めながら、「守」「破」「離」を説明します。
守破離で高い成果を目指せること、効率や評価にどのように関連してくるのかを確認していきましょう。

「守」で基本を叩き込めば気付く能力が培われる

仕事は、基本的に、教えられた手順に沿うことが前提となります。
そう言うのは簡単ですが、教えられた通りに行うことは、意外に難しいことでもあります。

ミスや抜けなくその通りにやること自体、難しいことではないでしょうか。
言葉や書面にあるやり方を守っても、いわゆる真似すらままならないことも多いです。
ですから、もしあなたが手順通りに進めていけるのであれば、それは素晴らしいことなのです。

営業活動を「守」にあてはめてみましょう。
・自社や自社製品についての正確な理解と説明
・先輩に同行したときや研修などで学ぶ、話の流れ、言い回し、聞き方、質問の仕方
・顧客への有効なコンタクトの手段、適切なタイミングや頻度やフォロー
・営業資料の作り方や商談時のプレゼン方法

その企業にある基本の営業活動の一通りはできるようになります。
教えられる通りに実践することは、とても大変なことです。

この「守」の段階が軽視されてしまうことがよくあります。
大変なことから逃げたくなって「破」に進もうとすることもあります。
従うだけでは自主性がない、真似するだけでは独創性がないと捉えてしまうこともあるでしょう。

「自分のアイデアを活かしたい」
「今までにない新しいことに取り組みたい」
「自分のやり方のほうが早い」

これは守破離の「破」の段階で有効になることです。
「守」をマスターし、自分の中でがっちり固められていないと、「破」は一層難しくなります。
「守」を辿ることなく「破」に進んでやってみても、うまくいくことは少ないのです。

「守」の段階は、単に教えに従順に従うことを身に付けるためのものではありません。
基本を忠実に理解して実践する中で、環境の変化に気付く力を培うためにあります。
変化に気付くことは、基本という軸が自分の中に築かれてこそできることなのです。
いつもその軸となる基本を守ることで、「できない」「合わない」「おかしい」が分かるのです。
基本を習得する「守」の段階が、いつも、何をするにも重視されるのはこのためです。

気付きは、すでにある「守」と今の自分の仕事の要素とのすり合わせでしか起こせません。
この気付きが、必要な問題や課題の解決や改善につながっていきます。
そして、この気付きが、歓迎される斬新なアイデアや新しい発想の種となるのです。

淡々と黙々と守をマスターすることが効率を高めることに気付いてもらえていますか?
自分流でやっていて浮かぶ、やるべきことは無限大。
気付きが、今やるべきこと、今に有効なことの絞り込みを助けてくれるのです。

だからこそ、「守」で気付く力を培っていきましょう。

既存の「破」を活かし、自分の「破」の経験を積む

「破」で培うのは今に適応する力

仕事には、先輩たちが「守」で得た理論と「破」の経験に基づいて作った手順ややり方があります。
知恵や工夫が加えられ、生産性も品質も確保できるものになっているはずです。

しかし、上司、先輩、依頼者などが伝えることのできる手順は、すべて過去のものです。
どこから手順を入手し、どのように伝えられたとしても同じです。
今とは異なる環境や事柄に対するものであることには変わりありません。
つまり、今の仕事に完全に適応できる可能性は低いということです。

とくに環境の変化が激しく、多様化も進んでいる現在。
過去の方法がそのまま適応できることは少ないと考える方が妥当でしょう。
すでにある手順ややり方を単純にトレースしても、正しい成果物を作ることは難しいということです。
正しい(期待された)成果物が出せず、依頼者を失望させることにつながるでしょう。

先ほどの営業活動の例にあてはめて考えてみましょう。

自分の営業活動では、顧客や顧客の担当者、扱う製品が異なってきます。
時とともに、顧客の状況や市場の動向も変わってくるはずです。
これらの変化があると、すでにある教えられた手順(「守」)が効かないことが出てきます。
「守」をマスターしているからこその気付きが得られます。
何を変え、適応させるべきかというポイントがすぐにわかるのです。

適応する手順(最適な手順)は、その仕事を実施する人にしかわかりません。
ベストな手順は、その仕事をやりながら見つけ出していきます。
何度もその手順を精査する経験を繰り返すことで、常に今に適応する手順を作り出していくのです。

・商談の中での話に用いる内容を顧客に合わせて変化させてみる
・顧客に合うアプローチ方法を考えて取り入れてみる
・顧客とのコンタクトに新しいツールを使って簡素化、迅速化、対応漏れを防止する
・プレゼン手段を変えたり、資料の中身をその時期に即したコンテンツに変更したりする

このようなことが「守」をクリアしたあなたができる「破」の仕事なのです。
「守」があってこその有効な「破」です。
「守」で、どのようなことをどの程度身に付けているかが、「破」の仕事の質を左右します。
自分なりに工夫や改善をしていく段階ですから、オリジナリティも出てくるでしょう。
あなたにしかできない仕事ができるはずです。
仕事の質や成果、その仕事の評価にも影響を与え、差が出やすい段階といえます。

今に適応させた手順で成果物を作り上げることが、依頼者の期待に応えることにつながるのです。

「破」を効率的にする先輩たちの結晶

教えられる仕事の手順ややり方は、過去時点での最適な方法とお伝えしました。
だからといって、使えないものと言っているわけではありません。

教えられた手順ややり方で実施することが、常に前提となります。
なぜならそこに、重要な「守」の工程と貴重な「破」の経験が詰まっているからです。
先輩たちが長い時間をかけて培ってきた知恵や工夫の結晶。
それをすべて反故にして、新しい手順ややり方を考えてることは、もったいないことなのです。

時には、ゼロからの考え直しが必要になることもあるかもしれません。
この場合、経験則のない、いわゆる手探り状態から始めることになります。
しかし、通常は、先輩たちが築いたものを基盤にして、今に適応するように修正します。
つまり、使える基盤となる、効率を高める貴重な存在なのです。

あなたの「破」の段階は、盲目的に教えられる手順に従うのではなく、
その中の現在に適応していない部分を修正しながら、適切な成果物を作り出していくことなのです。

その修正や自分で現在に適応させるときも、自分勝手な暴走となってしまってはいけません。
勝手な思い込みが含まれている可能性もないとは言えないのです。
おそらく「守」では、逐一、上司や先輩にチェックや管理してもらったことでしょう。
自分なりの工夫も改善の「破」や、新たなものを編み出した「離」では、指示がなくても、自分でやり方を手順書として残し、上司や同僚に見えるようにしておくことが重要です。
組織の理解と承認の元、あなたの守破離を進めていきましょう。

「破」の段階で、「今に適応する」ということをしっかり習得していってください。

「離」に到達するには「守」「破」が不可欠

評価される価値ある「離」とは

「自分のアイデアを活かしたい」
「今までにない新しいことに取り組みたい」
この素晴らしい姿勢を持つとき、イメージにあるのはこの「離」段階ではないでしょうか。

ただ、この段階に至るには、「守」の基本と「破」の経験の繰り返しを欠かすことはできません。
気付きによる「破」の経験を繰り返すとは、成功則と失敗則を学んでいくことです。
この学びを得ていくためには、経験したことを分析し結果を評価する必要があります。

ただ経験するだけでは、適切な手順は得られません。
言い換えると、今ある手順に対して疑問や気付きなしで経験を積んでも、適切な手順は得られないということです。

気付けたなら、元の手順に固執せず、環境や条件が変わったのではないかと考え、自分の知恵を織り込んでいくのです。この手順をより良くしていく繰り返しで、「離」に近づけるのです。

たとえば、営業活動では、個々の顧客によって変えていくべき点があります。
その経験をきちんと分析し結果を残していくと、営業活動全体の分析が可能になります。
顧客となる業界単位の動向が見えたり、社会の変化に伴う顧客ニーズの変化が分かったりします。
それに適応することを考えれば、まったく新しい手法を思い付くかもしれません。

その「離」は、基本が活かされ、今に適応するものとなっているはずです。
仕事として有効なものとなり、価値あるイノベーションとなる「離」です。

「自分のアイデアを活かしたい」
「今までにない新しいことに取り組みたい」

その自分のアイデアも、新しいことも、依頼者、顧客、市場、時期に適応したものでなければ、意味のないアイデアや開発で終わってしまうのです。

行き詰まりの先の「離」の存在

「守」と「破」をこなせば、「離」が自然に訪れるとは言い切れません。
「守」と「破」をやり尽くしたとき、行き詰まりがあります。
この行き詰まりの先にあるのが、より高いレベルの「離」なのです。
そのとき使っているのは、今までとはまったく異なる価値観や考えに基づいています。
自分の持つ常識を完全に抜け出した脱・常識の状態です。

自分の常識の中には、叩き込んだ「守」も、積み重ねた「破」も含まれているはずです。
「離」は、師匠の教えの根底にある原理原則そのものすら変えてしまうことです。
それらをすべてゼロにした「離」は、極めてリスクの高いものかもしれません。
しかし、「守」と「破」を極めた者だからこそできる、評価に値する境地なのです。

自分の「離」は引き継げる

自分が導き出した「離」を、後輩たちの「守」として伝えていくことができるようになります。
ちょうど、先輩たちがあなたに基本の仕事を教えてくれたように。

この「離」は引き継げる状態になったということですから仕事の効率化の面でも有効です。

仕事や仕事の一部を「守」として周りに託せば、あなたは、さらに一段上の仕事に取り組めるようになるでしょう。

組織力を高めるサイクルにつながります。企業が目指すものです。

誰もが「守」の段階に留まってしまっては、組織は今の市場に適応することができません。
ずっと「破」のままで、受け継がれなければ、せっかくのノウハウや手順は限りの在るものとなります。
誰かが「離」を作り出していかなければ、組織は停滞・衰退していくでしょう。

だからこそ「離」に達する人は高い評価を受けるのです。
あなたがその「離」を生み出す一人になってください。

他の人の仕事と比較!視点を広げて効率力を上げる

違いに隠れる視点の違い

同じ仕事をしているのに、作業時間がまったく異なることがあります。

作業単体での処理時間には違いはありません。
取り立てて知識や経験的な違いがあるわけでもないようです。
それでも、仕事全体で見ると、大きな時間の差が生まれていることがあります。

この違いの原因として、2つのことが考えられます。
・実際に行っている作業が違う
・行う作業の順番が違う
とくに、研究・開発や管理・間接、営業などのホワイトカラーの業務によくあることです。
同じ成果物を作るための方法が人によって異なっているのです。

作業者は、皆がそのやり方で行っていると思い込んでいることも多いものです。
同じ仕事なのに違いのある人たちのそれぞれに聞いてみると、
「私は、○○先輩にこのやり方を教えてもらいました」
「私は、△△部長にこうやるように指示されました」
「私は同様の作業の業務マニュアルを基にして、このやりかたでやっています」

つまり、教える人がどう教えているか(何を基にしているか)に違いがあるのです。
○○先輩方式、△△部長方式という違うものが存在し、作業時間の差を生んでいるのです。
それぞれの方式には、今までの経験などからの、気付きや工夫がさまざまに込められているでしょう。
それぞれ、良い面や悪い面も持ち合わせているはずです。

ですから、一度同じような仕事をしている人と仕事のやり方を確認し合ってみてください。

・自分の作業項目と相手のそれに違いがあるのか
・実施する順番はどうか
・どんな時間配分で行っているのか
・作業自体をどのような方法(手法や仕組み、ツールなど)で行っているのか
・何に注力したり注意したりしているのか

上記のようなことを比較してみると、違いの要素が明らかになるでしょう。

違いを受け入れることは視野を広げること

さて、あなたは、自分と相手のやり方の違いに気付いたとき、どう感じるでしょうか。
「そうかこうやれば良いのか」と素直に感じられる部分
「こんなやり方では駄目だよ、自分のやりの方が良いはずだ」と否定的に感じられる部分

違っていることのそれぞれに、いずれかの気持ちを抱くと思います。
相手の方が良いと素直に感じられた部分は、現在の自分の方法の中に取り入れても、取り入れなくても構わないでしょう。

大切なのは、否定的に感じられた部分への対処です。
ぜひ、相手の方法そのままで一度実施するようにしてみてください。

その方法で行った結果は、目的に照らして充分なものか不十分なものかを判断してください。
必ず、自分の好き/嫌い、得意/不得意ではなく、目的に照らしてどうかを判断してください。
多くの場合、否定的に感じたそのやり方でも、目的に対しては充分な結果が出せると思います。

その否定的に感じられた方法は、自分とは異なる視点によって作られています。
それは、自分にはない視点だということをしっかりと認識することが大切です。
そして、実施してみることで、その今までにはない視点を手に入れていきましょう。
この経験は、あなたの視野を広げていくものですから、逃さないようにしてください。

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