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OODAループ的PDCAの回し方~Doから始めて事実を観察し仮説を立てて検証して改善サイクルを回す方法とポイント

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PDCAのスパイラルアップのイメージ

PDCAの問題点をOODAループ的に解決する方法とツール

PDCAの問題点は、計画を基点にし、事実を反映できないことにあります。このPDCAの問題を解決する有効な方法として、最近OODAループが注目されています。OODAループは有効な手法ですが、PDCAもDoから始めてサイクルを回すと事実に基づいて学習しながらレベルアップできるようになり、OODAループ的な仕事の進め方ができます。Doから始めるDCAPサイクルは、OODA的に事実を観察し、仮説を立て、検証し、改善サイクルを回しながらPDCAサイクルをスパイラルアップで回す方法です。

 <目次>
OODAループ的効果を高めるDCAPとは
DCAPでPDCAサイクルを回すツールと手順
失敗原因洗い出しシートの使い方

OODAループ的効果を高めるDCAPとは

PDCAサイクルを効果的に回すためには、前のサイクルで得た原因に対する改善案を次のサイクルのP(計画)につなげることが重要です。
しかし、実際には、前のサイクルの成否だけが評価し、原因を究明することなく、新たな計画を立てるという単発のPDCAを繰り返すというやり方が多く見受けられます。
DCAPサイクルは、Doから始めることで、実行から得られた原因と改善案をもとに計画を立てることで、PDCAサイクルをスパイラルアップするように繰り返す方法です。
DCAPサイクルで回すことで、OODAループのように事実を観察し、仮説を立て、検証し、改善サイクルを回すことができるようになり、以下の効果が期待できます。
・学びの相乗効果を高めスパイラルアップできる。
・事実を基点とした計画立案を徹底できる。
・計画の後戻り、重複が防ぐことができる。
 

DCAPでPDCAサイクルを回すツールと手順

DCAPサイクル管理ツールを使って、PDCAをスパイラルアップで回す方法とポイントを紹介しましょう。

DCAPサイクル管理ツールの事例


①まず実行する

効果の高さを追求した計画をまず、実行します。最大の効果を得る計画にチャレンジしましょう。
失敗を前提としているので、難しい計画で構いません。
ただし、失敗したときのダメージを最小とするように、実行の範囲や規模は最小となるようにしてください。

②実行結果を測定する

実行した結果を測定します。
目的・目標を達成できるかという点での測定だけでなく、実行したときに状況を詳しく見ておきます。
測定結果から、失敗原因を分析します。
失敗原因の洗い出しは、「失敗原因洗い出しシート」などのツールを使うといいでしょう。

DCAPサイクル管理ツールの失敗からの学習の事例


③失敗原因の改善案を立案する

失敗原因を除去するための実行方法の改善案を立案します。
改善するのは実行方法です。
新たなやり方を立案するのではありません。
失敗したやり方をどのように改善すればいいか考えましょう。

④改善を盛り込んだ計画を立案する

失敗したやり方に改善案を盛り込んだ改良計画案を立案します。
実行方法、計画の条件、ツール、タイミング、実施者など見直しを含めて改良計画案を立案します。

⑤以下、DCAPサイクルを回す

改良計画案を実施し、同様に結果の測定、目的・目標の達成状況を評価し、うまくいかない部分の原因と改善案の立案、改良計画案の立案を行うことを繰り返し、DCAP改善サイクルを回してやり方を進化・成長させていきます。
仕事の目的・目標が十分に達成できるまでやり方の改善サイクルを回していきます。
2サイクル目以降は、成功部分と失敗部分があります。
失敗原因の探求とともに、失敗から成功につなげたときの自分たちのモノの見方や考え方の変化もふり返り、原因分析や計画立案のときのポイント(急所)を認識して、問題解決の取り組みのレベルアップをしていきましょう。
仕事の目的・目標が十分に達成できるまで計画の改善サイクルを回していきます。

DCAPサイクルを使いこなすポイント

計画のDCAP改善サイクルを回すポイントは、計画の改善案を立案することにあります。うまくいかないとき、うまくいく計画案を再度検討するというスタイルから脱却して、一度失敗した計画を改善して、改良計画案を立案するというスタイルにすることが計画をスパイラルアップして、計画立案力・実行力をたかめることにつながります。
 

失敗原因洗い出しシートの使い方

失敗原因洗い出しツールの事例

DCAPサイクルを回すうえで、その成否を左右するのが失敗の洗い出しです。
自分たちのやり方のまずさの原因が改善されていなければ、何度、実行しても失敗を繰り返すだけです。
失敗原因を分析して改善することが、計画立案力・実行力を高め、仕事の有効性を高めることにつながります。
失敗原因洗い出しシートは、計画の失敗原因を分析するためのツールです。

失敗原因洗い出しの手順

①4Mに分けて考える

失敗したことについて、その原因を人(Man)、設備・システム(Machine)、プロセス・手順・方法(Method)、製品・原材料・コンテンツ(Material)、の4Mに分けて考えます。
4Mは仕事をするために必要となる4要素ですから、それぞれの要素における問題点を考えることで原因を洗い出せます。

②各要素のおける問題視点を決める

仕事の4Mの各要素おいて、問題点を探るための視点を考えて決めます。
計画の立案や実行において、以下のような切り口で考えます。
・対象の適切性
・タイミングの適切性
・能力の有無、過不足
・目的に対する内容の整合性、適切性
・目的に対する方法の整合性、適切性
・環境、条件の適切性
・その他イレギュラー事項の有無

③視点に基づいて原因の洗い出し

4Mの各要素の原因を、視点を元に検討し洗い出します。
推測で考えのではなく、実行結果の事実データに基づいて検討するようにします。
データが足りない場合は、再現調査などを行い、あくまでも事実に基づいて原因を洗い出すようにしましょう。

④原因をまとめる

洗い出された原因において、関係性の深いものを集めて、原因間のつながりを整理し、失敗につながったロジックを読み取って、重要要因としてまとめます。

シートを使いこなすポイント

計画し失敗した事実があるので、その事実に基づいた原因分析に徹することがポイントです。
せっかく事実があるにもかかわらず、推定で原因を考えてしまうことは自分たちの知識・経験の範囲で計画を繰り返すことになります。
失敗原因の多くは、自分たちの知識・経験の範囲を超えた所にあります。
事実を見ることが自分たちの経験範囲を広げ成長することにつながるのです。

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